空気調和設備の節電対策
- 熱源機の熱交換器を洗浄する。
- 空気調和機のエアフィルタを清掃する。
- ヒートポンプ屋外機の熱交換器に散水する。
- 冬期にボイラーの温水出口温度を低下させる。
- スケールが発生すると、冷却塔の冷却効率の低下を招く。
- 冷凍機の冷水出口温度を上昇させる。
- 冷凍機の冷却水入口温度を低下させる。
- 冷却水温度は夏・冬とも低く維持することが節電対策になる。
ダクトと付属品
- 厨房フードなどには、ステンレス鋼板が利用される。
- 定風量装置には、ダクト内の圧力により機械的に自力で風量が調整される方式がある。
- ピッツバーグはぜは、鋼板ダクトの組み立てに用いられる。
- フランジは、組み立てられたダクト同士を接続するのに用いられる。
継手(つぎて)について
- たわみ継手は、送風機などの振動する機器とダクトを接続する場合に設けられる。
- ダクトと吹出口を接続する際に位置調整が必要となる場合、フレキシブル継手が用いられる。
- 鋼板製長方形ダクト同士を接続する継手には「アングルフランジ工法継手」と「共板フランジ工法継手」がある。(差込み継手は不適切選択肢。)
ダクトについて
- 低圧ダクトの流速範囲は、15m/s以下である。
- 低圧ダクトは、常時圧力が-490~+490Paの範囲で用いられるダクトをいう。
- 亜鉛鉄板ダクトは、一般に板厚が0.5~1.2mmのものが用いられる。
- ダクトの形状としては、角ダクトのほか、丸ダクトがある。
- スパイラルダクトは一般的に丸ダクトよりも強度に優れる。
- グラスウールダクトには、ダクト系の騒音に対する消音効果がある。
- 耐食性を必要とするダクトには、ステンレス鋼板が用いられる。
- ダクト材は用途によって、亜鉛鉄板、塩化ビニル被覆鋼板、ステンレス鋼板等が用いられる。
- 多湿箇所に設置されるダクトや耐食性を必要とするダクトには、ステンレス鋼板が用いられる。
ダンパーの種類「防火ダンパ(FD)、防煙ダンパ(SD)、風量調整ダンパ(VD)」
- 防火ダンパ:FireDamper(FD)
- 防煙ダンパ:SmokeDamper(SD)
- 風量調整ダンパ:VolumeDamper(VD)
- ダクト系には、「風量調整ダンパ」「防火ダンパ」「防煙ダンパ」が用いられる。
防火ダンパ(FD)
- 防火ダンパには、温度感知器と連動して流路を遮断するものがある。
- 防火ダンパの羽根及びケーシングは、一般に1.5mm以上の鋼板で作られる。
- 防火ダンパの温度ヒューズ溶解温度は一般換気用、厨房排気用、排煙用で異なる。
- 温度ヒューズ型の溶解温度は、一般換気用72℃、厨房排気用120℃、排煙用280℃である。
防煙ダンパ(SD)
- 防煙ダンパは、煙感知器と連動して流路を遮断する。(熱感知器ではない。)
- 防煙区画を貫通するダクトには、煙感知器と連動して閉鎖する防煙ダンパ(SD)が設けられる。
風量調整ダンパ(VD)
- 風量調整ダンパには、多翼型、スライド型、バタフライ型等がある。
- 風量調整ダンパ(VD)は、ダクト系の抵抗損失の不揃いに対する微調整・風量変更や一部分の閉止などに使用される。

デキビル
FD、SD、SFDの用との違いは重要ポイントです。試験問題では略省で出題されますので、用途の違いに注意しましょう。防煙の用途なのにFDとあれば不適切選択肢です。