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空気環境の調整

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送風機について

  • 吐出圧力20kPaの送風機は、ブロアに分類される。
  • 空気調和機用の送風機には、ファン(圧力9.8kPa未満)が多用される。
  • 多翼送風機は、シロッコファンとも呼ばれ、遠心式送風機に分類される。
  • 送風機は、吐出圧力の大きさに応じてファンとブロアに分類され、空気調和用の送風機にはファンが用いられる。(ファン:圧力9.8kPa未満、ブロア:圧力9.8kPa以上)

送風機の形式

  • 軸流式送風機は、空気が羽根車の中を軸方向から入り軸方向に通り抜ける。
  • 斜流式送風機は、空気が軸方向から入り、軸に対して傾斜して通り抜ける構造である。
  • 遠心式送風機は、空気が羽根車の中を軸方向から入り、径方向に通り抜ける構造である。
  • 横流式送風機は、空気が羽根車の外周の一部から入り、反対側の外周の一部へ通り抜ける構造である。
デキビル
デキビル

特性曲線、抵抗曲線の違いは重要ポイントです。抵抗曲線は原点を通る二次曲線です。送風機の形式の違いも空気の通り抜けから判断できるようにしましょう。

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換気について

  • 室内空気の清浄化にとって、換気は重要な役割を果たす。
  • 換気の目的の一つには、汚染物質の室内からの除去がある。
  • 単位時間当たりに室内の入れ替わる新鮮空気(外気)量を換気量という。
  • 空気交換効率は、室全体の換気効率を表すものである。
  • 空気交換効率とは、室内にある空気がいかに効果的に新鮮空気と入れ替わるかを示す尺度をいう。
  • ハイブリッド換気は、自然換気と機械換気を併用する換気方式である。
  • ハイブリッド換気は、自然換気に機械換気や空調設備を補助的に組み合わせたものである。
  • 厨房、倉庫、各種機械室等では、換気設備が単独で設置されることが多い。
  • 理論排ガス量は、燃料が完全燃焼した場合の排ガス量である。
  • 気流性状から見た換気方式は、混合方式と一方向方式の2つに大別される。

必要換気量

  • ある汚染物質の室内濃度を、その基準値に維持するために必要な換気量のことを必要換気量という。
  • 一人当たりの必要換気量は、呼吸による二酸化炭素排出量を基準として求めることが多い。
  • 必要換気量は、人体への影響、燃焼器具への影響、熱・水蒸気発生の影響等から決定される。
  • 燃焼器具の必要換気量は、開放型燃焼器具の場合、理論排ガス量の40倍と規定されている。
  • 住宅等の居室のシックハウス対策として機械換気設備を用いる場合の必要換気量は、換気回数で0.5回/1h以上と規定されている。

換気回数

  • 換気回数とは、換気量を室容積で除したものである。
  • 単位時間当たりに室内に取り入れられる新鮮空気量(外気量)を室容積で除したものを換気回数という。

局所換気について

  • 排気フードは、局所換気に用いられる。
  • 局所換気は、汚染物質が発生する場所を局部的に換気する方法をいう。
  • 局所換気は、室全体ではなく、汚染物質が発生する場所を局部的に換気する方法である。
  • 局所換気は、汚染物質を発生源の近くで捕集するため捕集効率が高く、換気量も比較的少ない。

機械換気について

  • 機械換気は、送風機や排風機等の機械力を利用して室内の空気の入れ替えを行うものである。
    • 第1種機械換気:機械給気と機械排気(正圧・負圧)
    • 第2種機械換気:機械給気と自然排気(正圧):クリーンルーム、手術室
    • 第3種機械換気:自然給気と機械排気(負圧):感染症室、ゴミ捨て場、工場
  • 第1種機械換気は、室内を正圧又は負圧にコントロールできる。
  • 第2種機械換気は、汚染空気の流入を許さない手術室などの清浄室に用いられる。
  • 第3種機械換気は、給気口及び排風機により構成される。
デキビル
デキビル

第2種機械換気と第3種機械換気の用との違いは重要ポイントです。場所により必要な機械換気を選べるようにしましょう。汚染があり排気が必要な場所は、第1種機械換気か、第3種機械換気となります。