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ビル管理士とは?

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ビルメン業界の資格

ビルメンテナンス業界には様々な資格があります。

入門レベルでは「危険物乙4類」「ボイラー2級」「第2種電気工事士」「冷凍3種」がいわゆるビルメン4点セットといわれ、上位資格としては「電験三種」「エネルギー管理士」「ビル管理士」がビルメン三種の神器と言われています。ほかにも危険物関係や、消防関係など多くの資格があります。

  • 未経験の方は基本の4点セットを取得し、そこから上位資格に挑戦していく方が多いです。
  • 電気・数学が得意な方はいきなり電験3種に挑戦する方もいます。
  • 消防関係の資格を中心に取る方もいらっしゃいます。
  • 電気関係を極めんと電験3種のさらに上位を目指す方もいます。

多くの方が、働きながら、限られた時間の中で自分に合った資格に挑戦しています。

  • 働きながらでは、仕事の疲れや、日々の業務に追われ勉強する時間は限られています。
  • 自分に合った資格でないと、やる気になれなかったり、勉強についていけなくなったりします。

しかし、ビルメン業界はまじめな方が多く継続して勉強を続けられる方が多いです。難関資格でも何度とも挑戦し合格した方や、仕事終わり・休みの日・休憩時間などに黙々と勉強をしている方を多く知っています。今ここを読んでいる方の多くもそうだと思います。(受験を考えている方が情報を集めようと動く姿勢はそのまま勉強する力に繋がると思います。)

次の挑戦資格に悩まれているならばビル管受験を強くお勧めします。

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ビル管理士取得のメリット

学習面

他の上位資格と比べると圧倒的に取得しやすい。

  • 電験3種の合格に必要な勉強時間は約1000時間といわれています。
  • ビル管理士は約300時間とされています。

勉強時間からわかる通り、同じ上位資格なら、ビル管が圧倒的に合格しやすいです。3分の1の勉強時間で合格目安となります。300時間ということはそれだけ勉強期間が短く済むということです。

ビル管受験者の多くは3-6か月の勉強時間で合格しています。

まずはビル管理士を取得してから、電験3種に挑戦するのもいいのではないでしょうか。(ビル管理士合格で勢いをつけて電験に挑戦する方が多いです。)

また、電験では数学の基礎力が求められます。数学の基礎力がない方が一から勉強を始めるとなると大変なことです。数学でつまづく方が多いです。しかし、ビル管試験で出てくる数学は易しいものばかりなので、数学が苦手な方でも1発合格が可能です。暗記さえすれば合格できる資格です。

ビル管理業務とビル管試験の勉強内容が一致する。

ビル管試験の試験範囲は、ビルメン業務との関連性が高いです。

日々こなしている点検業務や空調管理、給排水衛生などビルメンなら身近に感じている内容から多く出題します。試験勉強を通して、ビルメン業務についての理解も深まります。

  • なんでその点検を行うのか。
  • どういう管理が望ましいのか。
  • 点検基準値はどうなのか。

あたり前のようにこなしていた業務の理解が深まります。

また勉強していると日々こなしていた業務の内容が出てくるため勉強の理解がしやすいです。例えば、インテリア、ペリメータと聞くと大体何を意味しているか分かる方多いと思います。AHU、PAC、FCU等の業務で管理している内容が勉強範囲です。ほかのどの資格より勉強しやすい資格です。

ほかの資格と勉強範囲が重なる。

  • ボイラー関係
  • 電気関係
  • 消防関係
  • 冷凍機関係

上記の資格を持っている方、又は勉強していた方はビル管試験の試験範囲の一部をすでに勉強しています。ビル管試験で問われる内容は、各資格の勉強範囲の基礎中の基礎しかでません。(ボイラー関係で例えると、ボイラーの種類や圧力容器の性能検査、定期検査等の部分)

日々の業務が試験範囲としましたが、資格の勉強をしていればさらに試験範囲の多くをすでに勉強しているものと同じです。

ビル管の試験範囲は幅広いといわれていますが、

全部がゼロから勉強を始めるのではなく、今まで経験してきた知識で通用します。

仕事面

社会的価値(選任義務)がある資格である。

上記では勉強のしやすさに注目をしましたが、

建築物の一定条件を満たす建築物は、建築物衛生管理技術者(ビル管理士)を選任する義務があります。

選任の義務ということはそれだけ社会的に価値がある資格です。ビル管理士には、受験資格もあり、誰でも受験できるわけではありません。合格者は毎年2000人程度です。都内ではまだまだビル管の資格保有者は少ないと感じます。

また、自分が勤めている会社の社内的評価も高まります。ビル管取得者はそれなりの資格手当や選任手当がもらえる会社が多いです。資格取得時に報奨金が出る会社もあります。それだけ社内的にも重宝している資格なのです。(新規現場とか異動の際の諸々の交渉に繋がるかもしれません。)

ステップアップ(転職)するのに役立つ

ビル管理士は上位資格のため一定の経験の証明となります。

多くの転職サイトでは保有資格を記入する欄があります。今まで積み重ねてきた経験を保有資格が証明してくれるものだと思います。(もちろん転職でみられるのは保有資格だけではありません。)

ビルメン業界では多くの資格がありますが、やはり上位資格を持っていると採用に繋がりやすく、条件交渉の材料とすることができます。

ビル管の資格を取得して、

  • より良い条件の会社に転職した方
  • オーナー会社に声をかけてもらった方
  • 責任者となった方

を見てきました。さらなるステップアップするチャンスに繋がります。

以上、学習面、仕事面でビル管理士受験のメリットを説明してきました。

次の挑戦する資格を探している方が、ビル管理士取得に向けてやる気に繋がれば嬉しいです。

次の記事では、効率的なビル管試験の勉強法を解説します。