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建築物の構造概論

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ESC・ELVについて

ESC(エスカレータ)

  • ESCの公称輸送能力は、定格速度と踏段幅によって決定される。
    • 8度を超え30度以下:45m/分以下
    • 30度を超え35度以下:30m/分以下
  • 動く歩道の定格速度は、勾配に応じて定められている。
  • ESCには、当該竪穴区画の防火シャッタ閉鎖時に連動して停止する制動装置が設けられている。

ELV(エレベータ)

  • エレベーターは、ロープ式と油圧式がある。
  • ロープ式は汎用性が高く、中高層、超高層建築物に多用される。(油圧式は不適切)
  • JIS規格に定める積載荷重が900kgのELVは最大定員は、13である。
  • 一般のELVは火災時には、避難階に停止させる。地震時は最寄り階に停止させる。
  • 規格式のELVでは、機械室なしが標準的な仕様となっている。
  • 建築基準法の規定により、ELVの安全装置として、制動装置を設けなければならない。
  • ELVのに使用される巻き上げ電動機には、交流式と直流式がある。
  • 小荷物専用昇降機設備は、荷物運搬専用の小規模リフトの総称である。
    • 小荷物専用昇降機は、かごの床面積及び天井高の上限が定められている。
デキビル
デキビル

ELVはロープ式、油圧式の特徴を押さえましょう。ロープ式の方が汎用性が高く多用されています。

非常用ELV

  • 高さ31mを超える建築物は、原則として非常用の昇降機を設けなければならない。
  • 非常用ELVの設置義務は、建築基準法により定められている。
  • 非常用ELVは、非常時(火災時)には、入居者より消防隊の使用が優先される。
  • 非常用ELVは、火災時には、かごの戸を開いたまま使用が可能である。
    • 1次消防スイッチ:かご内のスイッチを押し続けることで目的階へ移動できる。
    • 2次消防スイッチ:扉が閉まらなくてもかごは出発する。