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給水及び排水の管理

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雑用水設備について

  • 雑用水受水槽は、耐食性、耐久性のある材質のものを用いる。
  • 雑用水受水槽は、槽内の水が滞留しないような措置を講じる。
  • 雑用水の原水は、年間を通じて安定して確保できる排水を優先する。
  • 雑用水は、災害時における非常用の原水として利用することができる。
  • 水洗には、雑用水であることを示す飲用禁止の表示・ステッカーを掲示する。
  • 雑用水は、洗面器、手洗い器、誤飲、誤用の恐れがある器具へ接続しない。
  • 雑用水の色度や臭気の除去には、活性炭処理法が適している。
  • 排水を再利用した雑用水は、スライムが発生しやすい。
  • 配管にスライムが発生した場合は、残留塩素濃度を高めて洗浄する。
  • 雑用水層へ飲料水を補給する場合は、吐水口空間を設けて給水する。
  • コンクリート製雑用水受水槽の内面は、合成樹脂防水モルタルなどで防水処理を行う。
  • 雑用水の配管は、飲料水配管と異なる色で塗装する。
  • 上水管、雑用水管、給湯管等が平行して配管される場合、配管の配列を変えてはならない。
  • 竣工時に、雑用水を着色して通水試験を行い、上水の器具に着色水が出ないことを確認する。

雑用水設備の点検について

  • 雑用水の外観検査は7日に1回定期で行う。
  • 大腸菌の検査は、2か月以内ごとに1回定期に行う。
  • 水洗便所の用に供する雑用水の水質基準項目として濁度は規定されていない。
  • 建築物環境衛生法では、雑用水の水質基準項目として、BODが規定されている。
  • 水洗便所の用に供する雑用水のpHの基準値は、散水、修景又は、清掃のように供する雑用水の場合と同じ値である。
  • 雑用水を便所洗浄水のみに利用する場合は、雑用水受水槽を最下階の二重スラブ内に設けてもよい。
  • 散水、修景、清掃揚水として利用する場合、雑用水受水槽は、6面点検ができるように設置することが望ましい。
  • 排水再利用設備に流入する原水に「し尿」を含む雑用水は、散水用水として使用してはいけない。(水洗便所でのみ使用可能)
デキビル
デキビル

し尿を含む雑用水は散水用水として利用できないことは、他の科目でも出題されます。水質や検査についても他の科目で出題される重要ポイントです。

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再生利用設備について

再利用設備の種類

個別循環方式

  • 個別循環方式の雑用水の利用により、下水道への負荷が軽減される。

地区循環方式

  • 地区循環方式の雑用水に利用により、下水道への負荷が軽減される。
  • 地区循環方式は、複数の建築物間で排水再利用設備を共同利用し、処理水を各建築物に送水して便所洗浄水などに利用するものである。

広域循環方式

  • 広域循環方式では、下水道への負荷は軽減されない。