排水の水質項目について
排水の水質に関する用語
- 残留塩素:水中に存在する遊離型及び結合型の有効塩素をいい、消毒効果の指標になる。
- 浮遊物質(SS):水中に懸濁している2mm以下の物質である。
- 溶存酸素(DO):水中に溶解している分子状の酸素であり、生物処理工程の管理や放流水質を評価する際の指標。
- 活性汚泥沈殿率(SV):活性汚泥の量や沈降性の指標として用いられる。
- 汚泥容量指標(SVI)は:活性汚泥の沈降性を表す指標である。
- 活性汚泥浮遊物質(MLSS):ばっき槽混合液の浮遊物質のことで活性汚泥中の微生物量の指標の一つとして用いられる。
- 透視度:浮遊物質と相関していることが多く、処理の進行状況を推定する指標。
- 全窒素:有機性窒素、アンモニア性窒素、亜硝酸性窒素及び硝酸性窒素の総和である。
- 大腸菌:し尿中に多く含まれ、汚水処理の進行に伴い減少する。
- BODは、20℃、暗所、5日間で消費された溶存酸素量を表したものである。
- BOD:水中の酸化可能性物質、主として有機物質が好気性微生物によって分解される際に消費される酸素量を表す。
- COD:水中の酸化可能性物質、主として有機物質が酸化剤によって酸化される際に消費される酸素量を表したものである。

デキビル
排水関係の用語はよく出題されます。用語ごとの特徴は把握しましょう。CODは酸化剤が重要ポイントです。BODとCODの違いを押さえましょう。
排水の水質に関すること
- pH値は、汚水の処理工程において変化するため、処理の進行状況を推定する際に用いられる。
- リン化合物は、閉鎖性水域の冨栄養化の原因物質の一つである。
- 窒素化合物は、閉鎖性水域の冨栄養化の原因物質の一つである。
- 総アルカリ度は、硝化・脱窒反応における指標として用いられる。
- 油脂類が多く含まれている排水は、ノルマルヘキサン抽出物質の測定値が高い。
- ノルマルヘキサン抽出物質は、主として比較的揮発しにくい油脂類などである。
- (BOD/COD)比が高い排水は、物理化学処理法より生物処理法が適している。
排水設備の語句の組み合わせ
- 個別通気管:自己サイホン作用の防止
- 貯湯槽の排水管:排水口空間による間接排水
- 排水口空間:飲料水の汚染防止
- 結合通気管:排水立管内の圧力変動の緩和
- 排水鋼管用可とう継手:排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管の接続
- 特殊継手排水システム:高層住宅へ適用、排水立管内の排水流速の低減
- 通気弁:寒冷地の集合住宅の通気管に使用
- 通気口の通気率:通気口の開口面積/管内断面積
- 逆流防止弁:洪水時などの下水道本管からの排水の逆流防止
- 即時排水型ビルピット設備:排水槽の悪臭防止に有効
- 排水トラップの深さ:ディップからウェアまでの垂直距離
- 防水床用の排水トラップ:水抜き孔を設置
- インバートます:固形物の滞留防止
- トラップの封水強度:管内に正圧・負圧が生じたときの封水保持能力
- ドラムトラップ:実験用排水などからの固形物の阻集
- グリース阻集器のバスケット:厨芥の収集
- 雨水トラップ:ルーフドレンからの悪臭の防止
- 雨水桝:土砂の下水道への流出を抑制
- トラップの補給水装置:封水の保持
- 床下式の掃除口:砲金製プラグの使用
- 排水槽の清掃:空気呼吸器
- 洗濯用排水管:排水口開放
- 雨水浸透方式:下水道負荷の軽減と地下水の涵養
- 排水槽の開口部への防虫網の設置:チカイエカの発生防止
- 敷地外からの建築物内への雨水の侵入:可動式の堤防装置