スポンサーリンク

給水及び排水の管理

スポンサーリンク
スポンサーリンク

排水配管及び通気配管について

通気方式について

各個通気方式

  • 各固通気方式は、排水立管と通気立管を設けた2管式である。
  • 各個通気方式は、トラップの自己サイホン防止に有効である。
  • 各個通気方式は、排水横枝管に接続された衛生器具の自己サイホン作用の防止に有効である。

ループ通気方式

  • ループ通気管は、排水横枝管に接続された最上流の器具排水管のすぐ下流からの位置から立ち上げて通気立管へ接続する。
  • ループ通気方式において、大便器及びこれと類似の器具が8個以上接続される排水横枝管には、逃がし通気管を設ける。

伸頂通気方式について

  • 伸頂通気管は、排水立管頂部と同じ管径で延長して大気中へ開口する。
  • 伸頂通気方式の排水立管には、原則としてオフセットを設けてはならない。
  • 伸頂通気方式は、排水横主管以降が満流となる場合には使用してはならない。
  • 伸頂通気方式では、排水立管と排水横主管の接続には、大曲がりベントを用いる。
  • 伸頂通気方式の排水横主幹の水平曲がりは、排水立管の底部より3m以内に設けてはならない。

通気管について

  • ブランチ間隔が3以上で、ループ通気方式とする場合には通気立管を設置する。
  • 通気立管の上部は、最高位の衛生器具のあふれ縁から150mm以上高い位置で、伸頂通気管に接続する。
  • 通気立管の下部は、排水立管に接続されている最低位の排水横枝管より低い位置で排水立管から取り出す。
  • 排水横管に設置する通気管は、排水管断面の垂直中心線上部から45度以内の角度で取り出す。
  • 通気管の大気開口部に設置する通気口の通気率(開口面積/管内断面積)は、100%以上必要である。
  • 通気管端部の通気口は、害虫や鳥などが管内に出入りできないような構造とする。
  • 通気管の末端を窓・換気口の付近に設ける場合は、その上端から600mm以上立ち上げて大気へ開放する。
  • 結合通気管は、高層建築物でブランチ間隔10以上の排水立管において、最上階から数えてブランチ間隔10以内ごとに設ける。

排水配管について

  • 寒冷地における敷地排水管は、凍結深度より深い場所に埋設する。
  • 排水立管のオフセット部の上下600mm以内には、排水横枝管を設けてはいけない。
  • 管径65mm以下の排水横管の最小勾配は、1/50である。
  • 管径75・100mmの排水横管の最小勾配は、1/100である。
  • 管径125mmの排水横管の最小勾配は、1/150である。
  • 管径150~300mmの排水横管の最小勾配は、1/200である
  • 間接排水管の管径が25mm以下の場合、排水口空間は最小50mmである。
  • 間接排水管の管径が30~50mmの場合、排水口空間は最小100mmである。
  • 間接排水管の管径が65mm以上の場合、排水口空間は最小150mmである。
    • 飲料用貯水槽等の間接排水管の排水口空間は上記に関わらず最小150mmである。

その他排水に関する事

  • 通気弁は、空気の流入だけを行う。
  • 湧水槽は、原則として湧水以外の排水を流入させてはならない。
  • 即時排水型ビルピット設備は、排水槽の悪臭防止に有効である。
  • 逆流防止弁は、下水本館からの排水の逆流を防止するために設置する。
  • 自然流下式の排水横管の勾配は、管内最小流速が0.6-1.5m/s程度となるように設ける。
  • 敷地内排水設備における分流式排水方式は、汚水と雑排水を別々の系統で排水することをいう。
  • 特殊継手排水システムは、排水横枝管への接続器具数が比較的少ない集合住宅やホテルの客室系統に多く採用されている。
デキビル
デキビル

排水配管及び通気配管について細かい数字が出題されます。重要ポイントなので覚えましょう。数字を覚えるだけで解答できる問題が出題されます。