スポンサーリンク

給水及び排水の管理

スポンサーリンク
スポンサーリンク

排水管へ設置する掃除口・排水桝について

掃除口

  • 床下に設置する掃除口は、砲金製のものが適する。
  • 掃除口は、排水横主管と敷地排水管の接続部に近い箇所に設置する。
  • 掃除口には、容易に外せるようにねじ部にグリースを塗っておく。
  • 排水横管が45°を超える角度で方向を変える箇所では、掃除口を設置する。
  • 掃除口の口径は、排水管の管径が100mm以下の場合排水管と同一径、排水管の管径が100mmより大きい場合には100mmより小さくしてはいけない
  • 厨房排水用の排水管に設置する掃除口の口径は、排水管径と同径とする。
  • 排水管への掃除口の設置間隔は、管径100mm以下の場合には15m以内とする。
  • 排水管への掃除口の設置間隔は、管径100mm超えの場合には30m以内とする。

排水桝

  • 汚水枡は、底部に溝(インバート)を有する排水桝を使用する。
  • 敷地排水管の直管が長い場合には、管内径の120倍を超えない範囲内に排水桝
  • 排水桝の大きさは、配管の埋設深度、接続する配管の大きさと本数、及び点検等を考慮して決定する。
スポンサーリンク

排水槽及び排水ポンプについて

排水槽

  • 排水槽内は、ブロアによってばっ気をすると正圧になるので排気を行う。
  • 排水槽の清掃後は、水張りを行い、防水性能に異常がないことを確認する。
  • 排水槽の清掃は、6か月以内に1回行うことが建築物環境衛生管理基準で規定されている。
  • 排水槽では、硫化水素の発生が原因となって、躯体部の一部が劣化する場合がある。
  • 排水槽の清掃は、最初に酸素濃度が18%以上、硫化水素濃度が10ppm以下であることを確認してから行う。
  • 排水槽内の悪臭防止対策としては、1-2時間を超えて排水を貯留しないように、タイマー制御による強制排水を行う。

排水ポンプ

  • 厨房用排水槽からの排水を排除するには、汚物ポンプを用いる。
  • 排水ポンプの修理後は、ポンプの絶縁抵抗測定、アース線の接続等の確認をしてから運転する。
  • 排水ポンプは、1か月に1回絶縁抵抗測定を行い、1MΩ以上であることを確認する。
    • 排水ポンプのメカニカルシール部のオイル交換:6か月-1年に1回
    • 排水ポンプのメカニカルシールの交換:1-2年に1回
    • 排水ポンプのオーバーホール:3-5年に1回

排水槽の構造について

  • 排水槽の底部の勾配面には点検歩行をするための階段を設ける。
  • 排水槽の床面勾配は、吸込みピットに向かって1/15以上1/10以下とする。
  • 排水槽の通気管は、単独で設け、衛生上支障のない位置、構造で外気へ開放する。
  • 排水槽のマンホールは、排水水中ポンプ又はフート弁の直上に設置する。
  • 排水槽のマンホールの大きさは、直径600mm以上の円が内接できるものとする。
  • 排水ポンプは、排水槽の吸込みピットの壁面から200mm以上離して設置する。
  • 汚水槽に設置する排水ポンプの自動運転用水位センサーには、フロートスイッチを使用する。
  • 排水槽の開口部への防虫網設置はチョウバエ類の発生を防止する。
  • 排水槽内の悪臭の発生防止及びスカムなどの固着化を防止するために、曝気槽撹拌装置を設ける。
デキビル
デキビル

排水槽、排水ポンプについて太字、赤字は重要ポイントです。数字を変えた選択肢で出題されます。必ず覚えましょう。