給湯設備に関する語句と数値の組み合わせ
- ホテル(客室)の設計給湯量は、150-250L(人・日)である。
- 総合病院における使用湯量は、100-200L/(床・日)である。
- 事務所の用途に使用する建築物において、給湯量の設計値は7-10L(人・日)である。
- 壁掛けシャワーの使用温度は、42℃程度である。
- 厨房における業務用皿洗い機のすすぎに用いる給湯温度は、70-80℃である。(皿洗い機60℃)
2022.5.11 黄色線部分の数値の修正を行いました。(青本準拠に修正しました。)

デキビル
給水設備と給湯設備で設計給水・給湯量が異なります。特に事務所の給湯設計値はよく出題されます。赤字の数値は覚えましょう。
給湯設備の省エネルギー利用について
- 給湯温度を適切に管理する。
- 適切な制御方式を採用する。
- 器具ごとに定流量弁を設置する。
- ポンプを連続運転にせずに、返湯管の温度が低下した際に作動させる。
- 部分負荷を考慮し、エネルギー利用効率の高い熱源機器を採用する。
- 配管経路の短縮、配管の断熱等を配慮し、放熱損失を低減した適切な配管とする。
- エネルギーと水の節約を図るためには、湯と水を別々の水栓から出さずに混合水栓を使用する。
- 中央式給湯方式の循環ポンプは、温度低下時に運転させる。(連続運転は不適切)
- 給湯配管からの放熱損失を低減するためには、配管経路の短縮、配管の断熱等に配慮した配管計画を行う。
レジオネラ対策について
- レジオネラ属菌汚染防止のために、可能な限り中央式より局所式にする。
- 給湯設備にレジオネラ属菌汚染が認められた場合、系統内を高濃度塩素により一時的に消毒する。
- レジオネラ属菌の発生を防止するために、貯湯槽の貯湯温度は常時60℃以上とし、ピーク時においても55℃を確保する。
- 基準値を超える一般細菌が検出された場合には、70℃以上の湯を20時間循環して加熱処理を行う。