ねずみ・昆虫等の防除
2020.10.12
その他の害虫について
トコジラミ類
- 幼虫、雌雄成虫ともに夜間吸血性(昼間は隙間に潜む)
- 近年、各地のホテルや旅館の客室での被害が増加しており、海外から旅行者が運び込んでいる可能性が高い。
- 疾病媒介に直接かかわっている事例は知られていない。
甲虫類
シバンムシ類
- 貯穀害虫。畳からも発生する。
- 性フェロモンのトラップがある。
- シバンムシ類の幼虫は、乾燥した麺類や菓子類を加害する。
カツオブシムシ類
- 乾燥食品や毛織物等を加害する。
- ヒメマルカツオブシは、フェロモンによって誘引される。
- ヒメマルカツオブシは、幼虫のときに羊毛製品・乾燥植物性食品を食害するが、成虫では花の蜜や花粉が栄養源となる。
ヒラタキクイムシ類
- ヒラタキクイムシ類の幼虫は、穀物を加害することもある。
チャタテムシ類
コナチャタテムシ
- ドライフラワーなどから発生する。
- コナチャタテムシ類の防除では、餌となるカビの発生を抑えることが必要である。
イガ類
メイガ類
- メイガ類の幼虫は、小麦粉で作られた菓子を加害することがある。
- 一部のメイガ類は、貯穀害虫である。
ハチ類
- ハチ中毒には、アミン類以外に、アレルギー反応を起こす酵素類が含まれている。
シバンムシアリガタバチ
- シバンムシに卵を産みつけ、寄生する。
- シバンムシアリガタバチの幼虫は、シバンムシの体表に寄生する。
- 屋外から飛来侵入してくるため、網戸などの侵入防止対策を講じる必要がある。
- 誤って人も刺すこともある(稀にアナフィラキシーショックが起こる)
カメムシ類
- マルカメムシの防除では、食草となるクズなどの除去が有効である。
アリ類
- ヒアリが各地の港湾地区で発見されており、皮膚炎の被害が懸念されている。
鳥類
- 捕獲や卵の除去には、都道府県知事の許可が必要(鳥獣保護法)
- カラスの巣を卵ごと撤去する場合には、自治体の長などの許可が必要となる。
- トリサシダニやスズメサシダニの被害は、野鳥の巣立ちの時期に集中する。
その他
セアカゴケグモ