建築物の清掃・消毒
- 清掃により、ほこり、汚れ、廃棄物、汚物等を除去することは、消毒の前処理として重要な作業である。毎日行うことで、消毒の目的の大半を達成していることになる。
- 感染症発生時の消毒のために、衛生管理の担当者は、消毒剤の種類や使用方法、対象物件等についての理解を深めておく必要がある。
- 清掃における衛生管理の基本は、ゾーニング管理である。
- 平常時から、作業者に衛生管理訓練を行う。
ノロウィルス
- 冬期を中心に発生する感染性胃腸炎の原因となるウィルス。
- 嘔吐物にウィルスが入り込む。
- 汚物、嘔吐物の適切な処理が重要である。
- 逆性石鹸は、ノロウィルスに対して消毒効果低い。
- 次亜塩素酸ナトリウムの消毒が有効。
感染症共通項目
- 速やかに関係者間で情報の共有を行う。
- 作業終了後は、逆性石鹸または消毒用アルコールで消毒をする。
- 手洗いの励行と、手の保護（ハンドクリーム塗布）を行う。