建築物内廃棄物貯留・搬出方式
貯留・搬出方式
容器方式
- 廃棄物をポリバケツ、小型コンテナ等の容器に貯留し、機械式収集車に人力で積み替え搬出する方式。
貯留・搬出機方式
- スクリューまたはドラムの回転によって、廃棄物を圧縮貯留し、機械式収集車に自動的に積み替え搬出する方式。
コンパクタ・コンテナ式
- 圧縮機によってコンテナ内に廃棄物を圧縮貯留し、コンテナごとコンテナ着脱装置付きトラックにより搬出する方式。
真空収集方式
- ダストシュートの底部に設けられている貯留排出機に廃棄物を貯留し、収集ステーションに接続された輸送管によって自動的に収集する方式。
貯留・搬出方式の比較
方式 | 容器方式 | 貯留・搬出機方式 | コンパクタ コンテナ方式 | 真空収集方式 |
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初期コスト | ◎ | ○ | △ | × |
ランニングコスト | △ | ○ | ◎ | △ |
所要人員 | × | ○ | ○ | ◎ |
衛生性 | △ | ○ | ◎ | ◎ |
防災性 | △ | ◎ | ◎ | △ |
作業性 | × | ○ | ◎ | ◎ |
設置スペース | × | ○ | ◎ | ○ |
規模 | 小規模 建築物 | 中規模 建築物 | 大規模 建築物 | 広域大規模 開発地域 |
出題ポイント
- 容器方式は、他の方式と比較して広い設置スペースが必要となる。
- コンパクタ・コンテナ方式は、ランニングコスト・衛生性・防災性・作業性・設置スペースで優れている。
- 真空収集方式は、広域大規模開発地域に導入されている。
- 真空収集方式は、貯留式・コンテナ式より防災性低い。