2020年問題
空気A:乾球温度26.0℃、絶対湿度0.0105kg/kg(DA)の空気1,000kg/hと、空気B:乾球温度34.4℃、絶対湿度0.0194kg/kg(DA)の空気500kg/hを混合した場合の空気について、乾球温度と絶対湿度との組み合わせを求めよ。
空気A1,000kg/hと、空気B500kg/hを混合するということは、
- 空気Aが1,000/1,500kg/h→混合した空気の2/3がA
- 空気Bが500/1,500kg/h→混合した空気の1/3がB
- Aの混合空気割合が多い→A点寄りとなる。(A点→B点の1/3の位置が混合空気となる。)
乾球温度
- 空気Aの乾球温度26.0℃と、空気Bの乾球温度34.4℃の温度差は8.4℃
- 8.4℃を3で割ると2.8℃(A点→B点の1/3の位置が混合空気となる。)
- 26.0℃+2.8℃=28.8℃
絶対湿度
- 空気Aの絶対湿度0.0105kg/kg(DA)と、空気Bの絶対湿度0.0194kg/kg(DA)の差は0.0089kg/kg(DA)
- 0.0089kg/kg(DA)を3で割ると約0.0030(A点→B点の1/3の位置が混合空気となる。)
- 0.0105kg/kg(DA)+0.0030kg/kg(DA)=0.0135kg/kg(DA)
2019年問題
空気A:比エンタルピー50kg/kg(DA)、絶対湿度0.010kg/kg(DA)、空気B:比エンタルピー68kg/kg(DA)、絶対湿度0.016kg/kg(DA)とした場合の空気Aと空気Bを2:1で混合した後の比エンタルピーと絶対湿度を求めよ。
空気Aと空気Bを2:1で混合するということは、
- 空気A:混合した空気の2/3がA
- 空気B:混合した空気の1/3がB
- Aの混合空気割合が多い→A点寄りとなる。(A点→B点の1/3の位置が混合空気となる。)
比エンタルピー
- 空気Aの比エンタルピー50kg/kg(DA)と、空気Bの比エンタルピー68kg/kg(DA)の比エンタルピー差は18kg/kg(DA)
- 18kg/kg(DA)を3で割ると6kg/kg(DA)(A点→B点の1/3の位置が混合空気となる。)
- 50kg/kg(DA)+6kg/kg(DA)=56kg/kg(DA)
絶対湿度
- 空気Aの絶対湿度0.010kg/kg(DA)と、空気Bの絶対湿度0.016kg/kg(DA)の差は0.006kg/kg(DA)
- 0.006kg/kg(DA)を3で割ると0.002(A点→B点の1/3の位置が混合空気となる。)
- 0.010kg/kg(DA)+0.002kg/kg(DA)=0.012kg/kg(DA)
2016年問題
湿り空気線図上のA点は、乾球温度26℃、絶対湿度0.013kg/kg(DA)である。また、B点は乾球温度34℃、絶対湿度0.025kg/kg(DA)である。A点の空気300kg/hとB点の空気100kg/hを混合した空気の乾球温度と絶対湿度を求めよ。
空気A300kg/hと、空気B100kg/hを混合するということは、
- 空気Aが300/400kg/h→混合した空気の3/4がA
- 空気Bが100/400kg/h→混合した空気の1/4がB
- Aの混合空気割合が多い→A点寄りとなる。(A点→B点の1/4の位置が混合空気となる。)
乾球温度
- 空気Aの乾球温度26℃と、空気Bの乾球温度34℃の温度差は8℃
- 8℃を4で割ると2℃(A点→B点の1/4の位置が混合空気となる。)
- 26℃+2℃=28℃
絶対湿度
- 空気Aの絶対湿度0.013kg/kg(DA)と、空気Bの絶対湿度0.025kg/kg(DA)の差は0.012kg/kg(DA)
- 0.012kg/kg(DA)を4で割ると0.003kg/kg(DA)(A点→B点の1/4の位置が混合空気となる。)
- 0.013kg/kg(DA)+0.003kg/kg(DA)=0.016kg/kg(DA)
2013年問題
湿り空気線図上で、乾球温度22℃、絶対湿度0.013kg/kg(DA)の状態をA点とし、乾球温度34℃、絶対湿度0.025kg/kg(DA)をB点とする。A点の空気100kg/hとB点の空気200kg/hを混合した空気の乾球温度と絶対湿度を求めよ。
空気A100kg/hと、空気B200kg/hを混合するということは、
- 空気Aが100/300kg/h→混合した空気の1/3がA
- 空気Bが200/300kg/h→混合した空気の2/3がB
- Bの混合空気割合が多い→B点寄りとなる。(B点→A点の1/3の位置が混合空気となる。)
乾球温度
- 空気Aの乾球温度22℃と、空気Bの乾球温度34℃の温度差は12℃
- 12℃を3で割ると4℃(B点→A点の1/3の位置が混合空気となる。)
- 34℃-4℃=30℃
絶対湿度
- 空気Aの絶対湿度0.013kg/kg(DA)と、空気Bの絶対湿度0.025kg/kg(DA)の差は0.012kg/kg(DA)
- 0.012kg/kg(DA)を3で割ると0.004kg/kg(DA)(B点→A点の1/3の位置が混合空気となる。)
- 0.025kg/kg(DA)-0.004kg/kg(DA)=0.021kg/kg(DA)
「湿り空気の混合問題」は以上となります。
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