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勉強法と推薦参考書

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ビル管試験への取り組み方の提案

ビル管試験では総合点を取ることはそこまで難しくはありません。

過去問6年分を10周ほど繰り返せば、総合点65%以上は取れます。過去問を繰り返し取り組むことは合格するためにすごく重要な勉強法です。選択肢を覚えるだけでも意味があります。(ビル管試験では、毎年似たような設問が繰り返し出題されています。過去問を何年分か取り組めば、「この設問(選択肢)、前年にも出題されていた!」と気付くことが多いです。繰り返し出題される設問をより多く暗記(理解)できた方が合格しているのです。)

しかし、ビル管試験の合格率は20%程度と低く、5人に1人ほどしか合格できていません。

ビルメン業界の中でも難関資格(上位資格)と言われています。多くの資格紹介サイトでも「過去問を繰り返すことが合格への近道」と書いてあるのにも関わらずにです。合格者とあと一歩手が届かなかった方の違いとは何なのでしょうか。

私は「赤本(過去問)の取り組み方」に大きな違いがあるのだと思います。

そこで効率よく勉強するための、取り組み方をまとめてみました。複数の合格者にどのように取り組んでいたか振り返ってもらった情報も併せて、より効率のいい勉強法を提案します。

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準備編:ビル管理士試験合格テキスト(成美堂出版)

過去問を始める前に

まず”ビル管理士試験合格テキスト”にざっと目を通す。これがなにより重要です。

過去問を繰り返し解くことはビル管試験の勉強では重要なことですが、

過去問に取り組む前に「ビル管理士試験合格テキスト」に目を通すことで、勉強効率が格段に上がります。まず、間違いありません。ゼロから始める方は準備することをお勧めします。

  • 設備に詳しくない方
  • 今年はじめて受験される方

上記に該当する方は、特に強くお勧めします。

デキビル
デキビル

勉強中の同僚に進めたところ入門書として評判が非常に良かったです。ただ、書店で扱ってないこともあるため、ネット通販での購入がお勧めです。

いきなり赤本に取り組むと、はじめて目にする内容が延々と続きます。解説を読み込みすぎてどこが重要かわからなくなることが多いです。それだけ赤本は詳しく解説が作られています。

私は赤本にいきなり取り掛かり、あまりもの情報量に挫折しかけましたがこの本のおかげで踏ん張ることが出来ました。(試験直前まで、ボロボロになるまで愛用しました。)

こちらの教材は易しい説明文や多くの図で構成されており、これからビル管試験を始める方にぜひ活用して欲しい教材です。2、3日程度で読み終えることができ、ビル管試験範囲全体のボリュームと基礎の部分が勉強できます。他の参考書より情報量は少なく感じますが、重要なポイントはしっかり抑えてあるので非常にお勧めです。

ビル管理士試験合格テキストに目を通した後、赤本(過去問)を解き進めると、この教材のほとんどの内容が試験で繰り返し問われている基礎の部分であると気付けます。

  1. ビル管理士試験合格テキストにひととおりざっと目を通す。
  2. 過去問に取りかかる。
  3. ビル管理士試験合格テキストのほとんどの部分が重要(基礎の部分)であったと気付く。

この教材で基礎の部分を理解し、過去問で出題傾向及び選択肢の幅を広げていくのが重要です。

あくまでこの教材は入門書となり、実際の試験問題ははるかに難しいです。
この参考書だけで合格は不可能です。
しかし、全体(各科目)の出題範囲を把握することができる”最も易しい参考書”だとも思います。

ビル管試験の出題範囲の広さに驚愕した方に是非ともお勧めしたい参考書です。

実践編:ビル管理士試験模範解答集(日本教育訓練センター)【通称:赤本】

赤本は過去問及び丁寧な解説で構成されています。重要な法令や細かい用語の記載も多く、受験者のバイブル的な存在です。実際に出題された問題を解くため出題傾向・頻出事項を掴めます。6年分を繰り返し解くことが合格への近道です。

2024年版が発売されました↓↓↓

デキビル
デキビル

大型書店であれば大体置いてあると思います。ビル管試験の勉強といえば「赤本」というくらいの必須参考書ですね。補足資料や関連分野がまとめられている優秀な過去問解説書です。

過去問の取り組み方①

問題は解く必要がない。勉強する前の状態で解ける問題はほぼない。

最初に過去問をゼロから解き始めるのは効率が悪いです。

長年ビル管理に精通していたとしてもビル管試験の細かい選択肢を解ける人はほぼいないと思います。業務より踏み込んだ選択肢なんてたくさん出題されています。多少は解ける部分もありますが非常に少ないです。実務経験と試験に解答できるかは別問題です。

試験勉強をしていない状況のテスト結果に落ち込む必要はないです。

解けなくても焦らず、落ち込まず、じっくり勉強に取り組みましょう。試験本番で本領発揮できればいいと思います。試験傾向、試験対策をしっかり行っていきましょう。

デキビル
デキビル

問い合わせから「初見で全然解けないのですが基礎知識が乏しいのでしょうか?」と連絡がきますが、心配する必要はありません。私は1問もわかりませんでした。私の周りも同じ意見の人が多いです。これから勉強して基礎知識を習得すればいいと思います。

過去問の取り組み方②

最初から解説を読む。

問題に正誤を落とし込み、なぜその選択肢なのか解説を読む

この手順で勉強を進めるのが良いと思います。解説はじっくり読みましょう。選択肢の問われている点は問題に落とし込んでおくと読み返したときに思い出しやすいです。

問題に要点ポイントを書き込んでいきましょう。

※最初にビル管理士試験合格テキストを一読している方は、ビル管理士試験合格テキストと過去問(赤本)の解説の内容が重なっていると感じると思います。重なっている部分は最重要ですので暗記(理解)しましょう。そして、最高率の勉強をしているのでそのまま継続していきましょう。

※最終目標はすべての選択肢が「なぜ適切なのか、なぜ不適切なのか」を把握することです。

過去問の取り組み方③

解説を読み込みすぎない。

解説を読み込むことは大切なことなのですが、ビル管試験は科目が多く出題範囲も広いため「なんでその解答になるのか?」を突き詰めすぎないようにすることも大切だと思います。(最低限の解説は理解する必要があります。)

試験までの限りある時間の中で、ひとつの問題を突き詰めるよりかは、より幅広い問題を薄く理解している方が得点に繋がると思います。

過去問の取り組み方④

苦手分野を作らない。

計算問題:多くの方が計算問題を苦手としているイメージがありますが、ビル管試験で出題される計算問題はパターン化されているものが多く、繰り返し取り組めば解ける問題ばかりです。

デキビル
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このサイトでは計算問題にも注力しています。実際の試験問題をパターン化し、わかりやすいように解説しています。計算問題の記事も分野ごとに作っているのでよりパターン化をイメージしやすい作りとなっています。計算問題が苦手な人ほど参考にしてもらいたいです。

難問:ビル管試験ではいままで出題されてこなかった分野の問題(難問)が各科目で何問か出題されています。解答できない問題を見越し、苦手分野を克服しておけば余裕をもって試験に臨めます。

近年「建築物の構造概論」等の出題が少ない科目難化傾向が見て取れます。

「建築物の構造概論」は問題数が少なく1問1問が合否に影響を与えています。そのため、より基本の問題・過去に出題された問題で点数をとることが必要です。総合点が合格ラインでも、科目で不合格になってしまった方が多くいます。苦手分野でも基本の問題・過去に出題された問題は確実に取りましょう。

近年の合格率と傾向を解説した記事です。

受験体験記でも「建築物の構造概論」の難しさが語られています。

2022年度試験は「建築物衛生行政概論」が難化しました。

苦手克服編:ビル管理技術者試験問題集(オーム社)【通称:黒本】

苦手分野の対策には黒本の活用もお勧めです。黒本では科目別・分野別にまとめられており、その数365分類になります。赤本は過去問6年分のため、把握することができない分野もあります。黒本を通してより広い分野の要点を押さえることができます。また、苦手分野を集中的に攻略する手段にもなります。掲載問題は実際の試験問題より簡潔にまとめられています。解説は少なめです。

改訂版が出版されました!!

デキビル
デキビル

すぐ売り切れ、なかなか手に入らないイメージです。こちらもネット通販の利用が一番確実な購入方法だと思います。私はなかなか手に入れられず、試験直前にやっと購入できました。黒本ではじめて目にかかる分野の問題も多くありました。

このサイトを活用する!

このサイトは、私自身がビル管試験の勉強をしていた際に、

「こういうサイトがあったら便利だな」と思ったことをとりまとめ、ビル管受験者向けにサイトを作成しました。(使いやすさ、見やすさに力を入れて作っていきます。)

例えば、「特定建築物の届出事項」で出題される選択肢はたくさんありますが、試験で出てくる選択肢は5択です。過去問6年分解いてはじめて「特定建築物の届出事項」で問われる選択肢をカバーできます。(問題によっては6年分ではカバーできません。)過去問を繰り返せば自然と覚えますが、ふと振り返ったときに読み返したりするのは大変です。

このサイトでは、設問に対する過去8年分の選択肢をまとめています。

  • 振り返りたい問題を年度ごとに探す必要はありません。
  • 過去問8年分の選択肢を1か所にまとめています。
  • 最新の試験問題改正した法令等の原文を確認しながら更新しています。

過去問6年分解かなくても、その設問に関して、問われてきた出題傾向を把握できます。

おすすめ記事一覧(抜粋)

当サイトでは解答用紙等のツールや解答速報の作成、ビル管に関する様々なコンテンツの作成にチャレンジしています。ビル管の勉強をする際にひとつでも役立つコンテンツがありましたら嬉しく思います。以下、おすすめリンクです。

解答用紙ツール

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