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③ビル管試験の難問

試験の予備知識
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難問とは

前回の記事では難化傾向について解説してきました。

今回はビル管試験で出題される難問について解説していきます。

難問とは、試験時間中「あれ!?こんな問題、過去問にあったかな・・・」となるような、今まで試験に出てきていない分野の問題(解説上「難問」と表記させていただきます。)のことを指します。

ビル管試験においては毎年必ず難問が出題されます。(各科目3~5問程度)

対策できていない分野での出題のため非常に厄介な問題となります。

以下に難問をいくつか掲載します。

2020年問題・建築物衛生行政概論

旅館業法施行令に定める旅館・ホテル営業の施設の基準について誤っているものは次のうちどれか。

  1. 正:宿泊しようとしている者との面接に適する玄関帳場等を有すること。
  2. 正:適当な換気、採光、照明、防湿及び排水の設備を有すること。
  3. 誤:客室の数は5室以上であること。
  4. 正:客室の床面積は、寝台を置く客室においては9㎡以上であること。
  5. 正:善良の風俗が害されるような文書、図面その他の物件を旅館業の施設に提示し、又は備え付けないこと。

この問題の難問ポイント

旅館業法でここまで詳細に問われることはありませんでした。

旅館業法で必要な知識は、旅館業法の「営業者は、営業の施設について、換気、採光、照明、防湿及び清潔その他宿泊者の衛生に必要な措置を講じなければならない。」から出題される穴埋め問題程度でした。

旅館業法についてここまで詳細に勉強し、対策できた受験生はほぼいなかったと思います。何となく選択肢を絞れても、知識がなければ選択肢3と選択肢4で悩んでしまう問題です。

過去問で勉強しても対応しきれない難問です。このような問題が毎年何問か出題されます。

2020年問題・建築物の構造概論

防犯・防災の管理に関する次の記述のうち最も不適切なものを選べ。

  1. 正:防犯用ネットワークカメラは、撮影した高解像度の映像を伝送でき、高画質なシステムを構築できる。
  2. 誤:アクティブセンサとは、人などの発熱体を赤外線で検知し、その発熱体が移動する場合に動作する防犯センサである。
  3. 正:夜間無人となる建物の機械警備業務では、異常発生時には25分以内に警備員が駆け付けなければならない。
  4. 正:大規模事業所においては、従来の防火管理者、自衛消防組織に加えて、大地震などに備えた防災管理者を置くことが必要である。
  5. 正:入退室管理システムには、緊急避難時において、電気錠の一斉開錠機能を持たせることが必要である。

この問題の難問ポイント

防犯・防災についての内容は過去にほとんど出題がありませんでした。

アクティブセンサパッシブセンサについて業務に従事している方は正解できたかもしれません。「駆け付けなければならない。」という表現に違和感を覚えた方は、選択肢2と選択肢3で悩まれた方が多いと思います。

2018年問題・建築物の構造概論

医学に関する歴史上の人物とその功績との組み合わせとして、誤っているものは、次のうちどれか。

  1. 正:ヒポクラテス:西洋医学の体系の基礎を作った。
  2. 誤:ナイチンゲール:公衆衛生の概念を定義した。
  3. 正:パスツール:生命の自然発生説に異を唱えた。
  4. 正:コッホ:結核に関する研究の業績でノーベル賞を受賞した。
  5. 正:フレミング:ペニシリンの発見に成功した。

この問題の難問ポイント

歴史上の人物と功績について問われていますが、どのように対策すればいいのか頭を悩ます問題です。今後も頻出化する問題とは思えませんが、数年に一度出題してしまう可能性を考えると勉強せざるを負えません。

今まで見たこともないような問題が「建築物の構造概論」で出題されています。過去問の正答率を上げて勉強をしたところで、このような問題に出くわしてしまうと成す術がありません。

このような難問はどのように対策すればよいのでしょうか。

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難問対策

難問対策としては、過去問で蓄えた知識で解ける選択肢はないか目を通し、なければほかの問題で点数を稼ぐように切り替えていくしかありません。(問題数が多い科目が易化傾向にあるため、総合点での合格ラインは狙いやすい状況です。)

試験中にこういった解けない難問に出くわすと、頭の片隅がモヤモヤすると思いますが、他の受験生も同じように自信を持って解けている方はほぼいないので気にしすぎることがないようにしましょう。

全部の問題を解き終わった後に、本当にいままで勉強した知識で解ける内容でないのか再確認はしましょう。

建築物の構造概論

近年のビル管試験の傾向として「建築物の構造概論」でも難問出題が見て取れます。「建築物の構造概論」では特に、いままで出題された問題は必ず勉強することで対策するしかありません。難化傾向の問題+難問以外で確実に6問以上を狙っていくことが大切です。

基本的な問題も出題されますが「建築物の構造概論」の難化傾向をふまえた試験対策は必須です。最低合格点6問以上を必ず取れるようにしておきたいです。この科目だけは苦手な分野がない状態まで仕上げておく必要があると思います。(2021年度試験では7問が難問でした。厳しい科目であることが分かります。)

また、難問に見せかけて、意外に解答できる問題もあるため落ち着いて問題に取り組みましょう。次は、難問に見せかけた意外に解ける問題を解説します。