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ねずみ・昆虫等の防除

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殺虫剤について

  • 殺虫剤の毒性基準は剤型により異なる。
  • 薬剤の安全性は、毒餌の内容や強弱、摂取量、摂取期間等によって決まる。
  • 即効性のある殺虫剤は残効性に欠け、残効性のある殺虫剤は即効性に欠ける。
  • 燻煙やULV処理では残効性が期待できない。
  • 作用機構の異なる殺虫剤のローテーション処理は、薬剤抵抗性の発達を防ぐのに有効である。
  • ある殺虫剤の毒性が人と昆虫との間であまり変わらないことを、選択的毒性が低いという。
  • 毒薬に該当する衛生害虫用の殺虫剤はない。
  • 昆虫体内の加水分解酵素が、殺虫剤の解毒にかかわっている。
  • 衛生害虫用殺虫剤は、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(医薬品医療機器等法)の規制に基づき、安全性、薬理、効力等の資料の審査により承認される。
  • 建築物環境衛生管理基準に従って衛生害虫の防除を行う場合は、医薬品又は医薬部外品を使用しなければならない。
  • 昆虫の変態等の生理的な変化に影響を与え、その他の生物に影響が少ない薬剤が防除に利用されている。

抵抗性の獲得

  • 殺虫剤に対する抵抗性は、何世代かにわたって殺虫剤に暴露されること(淘汰)によって発達する。(薬剤に抵抗ある者同士で繁殖すると、子孫は抵抗性を獲得していく。薬剤抵抗性は1世代で発達するものではない
  • 殺虫剤に対する抵抗性は、どのような成分であっても獲得される可能性がある。

浄化槽関連

  • 浄化槽の防除効果は粘着トラップで確認する。
    • 浄化槽の防除効果は、柄杓によりすくい取られた幼虫数によって判定可能。
  • 浄化槽における浮遊粉剤処理は幼虫(ボウフラ)対策に効果的(成虫には効果なし)
  • 薬剤処理後に浄化槽内の発生数が減少しない場合は、薬剤抵抗性の発達を考慮する。
  • 乳剤に含まれる界面活性剤や有機溶剤・クレゾールは、浄化槽内の微生物に影響を及ぼす恐れがある。

薬剤の管理

  • 殺虫剤の散布の告知は、作業前3日間通知し、作業後3日間掲示する。
  • 屋外に毒餌箱を置く場合は、毒餌箱に入れて配置する。
  • 乳剤や油剤を一定以上保管する場合は、消防法に基づく少量危険物保管倉庫の届け出が必要となる。(乳剤・油剤は第4類第2石油類の該当が多い)

散布作業時の注意

  • 殺虫剤により中毒を起こした場合、体を温める(冷やしてはダメ)
  • 薬剤処理により、煙感知器が誤作動することがある。
  • 薬剤処理により、カーペットや大理石が変色する場合がある。
  • 殺虫剤の噴霧処理時には、活性炭入りの防毒マスクを着用する。
    • 有機溶剤系の薬剤を扱う場合には、耐有機溶剤性のゴム手袋を用いる。