殺虫剤の指標
- 数値が小さいほうが強力(「少ない量で50%を致死させることができる」ということ。)
- LD50(50%致死薬量):集団の50%を致死させる薬量
- IC50(50%阻害濃度):集団の50%の羽化を阻害する濃度
- KT50(50%仰転速度):集団の50%がノックダウンするまでの時間
- 速効性は、KT50値から判断できる。
- LC50(50%致死濃度):集団の50%を致死させる濃度
- 蚊の幼虫に対する基礎的な殺虫力は、LC50値で判断できる。
デキビル
LD・LCを混ぜた選択肢で出題されることが多いです。数値が小さい方が強力な点も重要なポイントです。
薬剤散布をする機器
噴霧機:100-400µm
- 粒子にして、均一的に噴霧する機器。
- ノズルから噴射される薬液の形状には、扇形、直線型、中空円錐型がある。
ミスト機:20-100µm
- 熱を加えないで、送風装置とノズル先端の衝突板で微細な粒子を噴射する。
- 汚水槽、雑排水層、湧水槽等の蚊やチョウバエの防除に使用される。
ULV剤(ultra low volume):5-20µm
- 室内空間に薬剤を充満させて処理する方法である。
- 高濃度の薬剤を少量散布する薬剤散布機。
- ULV処理はピレスロイド系の専用の水性乳剤を使う(油剤ではない)
- ULV処理は即効性が高い。
- ULV処理は、短期間の効果しか期待できない。
- ULV処理は即効性が高い。
- 電動式及びガスエンジン式、隙間等に吹き込むことを目的に開発されたノズル式がある。
液化炭酸ガス製剤噴射機
- 炭酸ガスにピレスロイド系の薬剤を溶解させ、専用のガンノズルで微粒子にして空間噴霧する。
- 液化炭酸ガス製剤には有機溶媒や水は使用されていないので、刺激臭なく漏れによる事故がない。
散粉機
- 紛剤の処理に用いる。
- 手動式、電動式、エンジン式がある。
- 手動式:平面を処理するときに利用する。
- 電動式:床下等、広範囲の処理をするときは電動散粉機を利用する。
- 隙間や割れ目等の細かな部分にはセントロバルブダスターを利用する。
粘着式殺虫機
- 誘引ランプのまわりに粘着物質を塗ったシートがセットされていて、昆虫を捕獲できる。
- 粘着式殺虫機は、昆虫の死骸が周囲に落ちることが少ない。
- 外に光が漏れる場所に設置すると、虫を誘引してしまう恐れがある。
デキビル
粒子の大きさは細かいですが覚えていると解答できることがあります。余裕があれば覚えましょう。