水分
人と水分量
- 成人の体内の水分量は、体重の約50-70%である。
- 体重50kgの人の体内の水分量は、通常30kg(60%)前後である。
- 体内の水分量は体重の約60%であり、内訳は細胞内液は約40%、細胞外液は約20%である。
- 一般に体重当たりの体内水分量は男性の方が女性より多い。
- 小児が生理的に必要とする水分量は、体重当たりに換算すると成人より多い。(3-4倍となる。)
生きていく上で必要な水分量・代謝水
- 人が生理的に1日に必要とする水分量は、約1.5Lである。
- 体内における食物の代謝過程で生成される代謝水(燃焼水)は、成人で1日約0.3Lである。
- 普通の食事、水分摂取量の状態で、1日に1-2Lの尿を排泄する。
- 老廃物の排泄のために必要な尿の量は、1日に0.5Lである。
- 成人の場合、定常状態では、水の損失は1日2500mLである。
- 成人の場合、定常状態では、呼吸により失う水分量は水の損失全体の約1/6である。
- 通常状態で水が最も多く排泄されるのは尿であり、その次は皮膚からの蒸泄である。
- 人体の1日の水収支:損失2500ml、摂取2500ml
- 損失:尿1400ml、皮膚600ml、呼吸器400ml、ふん便100ml
- 摂取:食物1200ml、飲料水1000ml、代謝水300ml
- 人体の1日の水収支:損失2500ml、摂取2500ml
水分欠乏率
- 1%:喉の渇き
- 2%:強い渇き
- 8%:チアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色の状態のこと)
- 10%:失神、筋肉の痙攣
- 20%以上:死亡
デキビル
代謝過程での燃焼水は300mlで、老廃物の排泄に必要な尿の量は500mlです。細かい数字を変えて出題されます。赤字は覚えましょう。また水分欠乏率20%以上で死亡します。一酸化炭素、二酸化炭素でも死亡率があるので各影響を整理して、混合しないようにしましょう。