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建築物の構造概論

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地震関連

気象庁震度階級

  • 震度階級は、観測点における地震の揺れの強さを示す指標
  • 気象庁震度階級は、10段階に分類される。
    • 震度0・1・2・3・4・5・5強・6・6強・7の10段階

マグニチュード

  • マグニチュードは、地震の規模(大きさ)を表す表記である。
    • マグニチュードの値が1大きくなると、エネルギーは約30倍になる。
    • マグニチュードの値が2大きくなると、エネルギーは約1000倍になる。

地震について

  • 地下は地上に比べて地震動の増幅が小さいため、構造的には安全性が高い。
  • 液状化現象は、埋立地や砂質地盤等で起こりやすい。
  • 耐震診断は、「建築物の耐震改修の促進に関する法律」に定められている。
  • 設備の耐震性能確保も、構造体と同様に重要である。
  • 感震ブレーカは、地震時に自動的に電気を遮断するブレーカである。
  • Jアラートは、緊急の気象関係情報、有事関係情報を国から住民などへ伝達するシステムである。
デキビル
デキビル

マグニチュードは地震の大きさを表すものであり、観測点における地震の揺れの強さを表すものではありません。よく出題されます。

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風害関連

  • 高層ビルが多い地区では、局所的に強風(ビル風)が発生する。
  • 超高層ビルの足元にあるサンクンガーデンは、ビル風対策としても効果がある。
    • サンクンガーデン:地盤より低い位置の半地下の広場
  • 高層ビルの回転式の扉は、内外気温差で生じる出入口での強風を減じる効果がある。

新しい空調技術

パーソナル空調

  • パーソナル空調(タスク・アンビエント空調)は個人の作業領域であるタスク域を重点的に制御する一方、周辺空間であるアンビエント域の温熱条件を緩和することで、省エネルギー性と個人満足度の向上を図る。
  • 事務所建築におけるパーソナル空調では、冷房用に天井、床、デスク等の吹出が採用されている。
  • パーソナル空調はアンビエント域の環境はもちろん、人体近傍の温度、気流、空気質(二酸化炭素濃度等)の分布が異なる。そのため建築物衛生法のように従来の空調空間を対象とした温熱評価とは異なる環境性能評価が必要となる。

自然換気併用ハイブリッド空調

  • 自然換気を併用するハイブリッド空調とは、穏やかな気候時の外気を積極的に室内に導入して冷房に利用するものである。
    • ナイトパージとは、夜間の外気を取り入れることで、空調機の冷房負荷を削減するものである。
    • 外部からの騒音、粉塵、花粉、臭い等の流入により自然換気が利用できなくなるなど、周辺環境と運用条件の検討が必要である。

その他の技術

  • 細霧空調とは、ミストの蒸発潜熱で周りの空気温度が下がる現象を利用した空調システムである。
    • 細霧冷房は屋外の暑熱環境緩和に有効であり、都市のヒートアイランド緩和にも役立つとの試算例もあり、今後の活用拡大が予想される。
  • BIM(Building Information Modeling)とは、建築の意匠・構造・設備設計から施工管理、建物・設備運用、改修、解体までの建物のライフサイクル全体を管理する情報ソリューションである。

お疲れさまでした。「建築物の構造概論」は以上となります。

適宜、記事内容をより良くしていきますので、また読んでいただけると嬉しいです。

是非、ほかの記事もご参照下さい。

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