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建築物の構造概論

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荷重について

構造計算

種類床の構造計算大梁・柱・基礎の計算地震力の計算
住宅1,8001,300600
事務所2,9001,800800
教室2,3002,1001,100
単位はN/㎡

床の構造計算の場合(事務所>教室>住宅)

  • 事務所の床設計用積載荷重:2,900N/㎡
  • 教室の床設計用積載荷重:2,300N/㎡
  • 住宅の床設計用積載荷重:1,800N/㎡

地震力を計算する場合(教室>事務所>住宅)

  • 事務所の地震力算出用の積載荷重:800N/㎡
  • 教室の地震力算出用の積載荷重:1,100N/㎡
  • 住宅の地震力算出用の積載荷重:600N/㎡

積載荷重について

  • 設計用の積載荷重>架構設計用の積載荷重>地震力算出用の積載荷重
    • 架構設計用の積載荷重:梁・柱・基礎など架構設計用の積載荷重

建築物の荷重について

作用方向による分類原因による分類
鉛直荷重
(重量による力)
・固定荷重
・積載荷重
・積雪荷重
水平荷重
(風・地震等の作用による力)
・風圧力
・地震力
・土圧、水圧
作用時間による分類原因による分類
常時荷重(長期)・固定荷重
・積載荷重
積雪荷重
非常時荷重(短期)積雪荷重
・風圧力
・地震力
常時荷重・土圧、水圧

作用方向による分類

  • 鉛直荷重には、固定荷重、積載荷重、積雪荷重がある。
  • 水平荷重には、風圧力、地震力、土圧、水圧がある。

作用時間による分類

  • 常時荷重:固定荷重、積載荷重、土圧、水圧、積雪荷重
  • 非常時荷重(短期):風圧力、地震力、積雪荷重

原因による分類

  • 固定荷重は、構造体や仕上げ材料などの建築物自体の重量である。
  • 積載荷重には、人間・家具・物品の重量が含まれる。
  • 積雪荷重は、積雪の単位荷重と建築物が建設される地域の積雪量を考慮して求められる。
    • 積雪荷重は、屋根勾配に影響される。
    • 積雪荷重は、常時荷重(長期)と非常時荷重(短期)に分類される。
    • 一般区域における積雪荷重は、積雪量1cmごと1㎡につき20N以上として計算される。
  • 土圧や水圧は、常時荷重に分類される。
  • 風圧力は、動的な荷重であるが、構造計算では通常、静的荷重として扱う。
    • 風圧力は、構造計算では通常、静的荷重として扱い、速度圧に風力係数を乗じて計算する。
デキビル
デキビル

床設計用の積載荷重、地震力算出用の積載荷重はよく出題されます。まとめられている箇所は覚えましょう。

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応力について

軸方向力

  • 軸方向力(軸力)は、部材の長さ方向に平行に生じる応力(圧縮力・引張力)のことである。

曲げモーメント

  • 曲げモーメント荷重は、部材のある点を湾曲させようとする荷重のことである。

せん断力

  • せん断力は、部材の任意の面に作用して、面をずらせるように作用する力である。