建築設備について
- 設備の保全活動には、維持活動と、改善活動がある。
- 設備管理のライフサイクルとは、設備の計画、設計、製作、運用、保全をへて廃却又は再利用まで含めた全ての段階及び期間までと定義されている。
- エネルギー管理に推奨されるPDCAサイクルの活用には、見える化機能が有効である。
- エネルギー管理において日報・月報などによる使用状態の「見える化」は、PDCAサイクルを実現するために必要な機能である。
- ファシリティマネジメントは、企業、団体等が組織活動のために施設とその環境を総合的に企画、管理、活用する経営活動と定義される。
- ファシリティマネジメントは、コストと品質の最適化バランスを目的としている。
貸事務所について
- 建築物において共用スペース、設備スペース、構造用耐力壁等を集約した区画をコアという。
- 貸事務所における収益部分の床面積を延床面積で除したものをレンダブル比という。
建築設備に関する用語
- ESCO事業(エネルギー総合サービス事業):省エネルギー診断、システム設計、設備導入工事、さらに効果検証まで一貫したサービスを提供するエネルギー総合サービス事業のことである。
- CASBEE(建築環境総合評価システム):中央監視、エネルギー管理、ビル管理、施設管理を含んだ包括的なシステム。評価対象は、エネルギー消費、資源循環、地域環境、室内環境の4分野である。
- インターロック:誤操作や確認不足により不適正な手順による操作を防止する機能のことである。
- COP(成績係数):入力エネルギーに対して出力された熱量の割合を示し、1を超え得る。
- BEMS:ビルエネルギー管理システム
- BCP:事業継続計画
- POE:建築物使用者の観点による性能評価システム
- LCC:建築の生涯にわたって必要なすべての費用
- デューデリジェンス:不動産評価
- LAN:情報通信設備
- ITV:防犯設備
- EV:搬送設備
- CAV:空気調和設備
デキビル
ESCO事業を手掛ける会社は、省エネルギー効果の一部を報酬として受け取っています。逆に達成できなかった場合は、ESCO事業者がペナルティを払う仕組みです。損失が出た場合もESCO事業者が補填します。顧客に罰則はありません。
建築生産について
- 建築物は、建築主によって企画される。
- 建築主は、建設工事の発注者である。
- 環境負荷を軽減するために、リユース、リサイクル等が重要である。
入札について
- コンペティションとは、設計者の選定方法の1つである。
- 一般競争入札は、工事内容、入札条件等を公示して行われる。
- 設計者の選定には、特命方式、コンペティション方式、プロポーザル方式等がある。
- 請負契約の方法には、一般競争入札、指名競争入札、随意契約がある。
請負について
- 建設業法では、発注者の書面による承諾のない限り、一括下請負は禁止されている。
- 建築工事において下請負業者の多くは、職別業者又は設備業者である。
- 建築生産は、注文生産、一品生産、現場生産の多いことが特徴である。
建築施工について
用語 | 意味 |
---|---|
工事監理 | その者の責任において、工事を設計図書と照合し、それが設計図書のとおりに実施されているかいないかを確認すること(建築士法第2条第7項) |
施工管理 | 契約図書に定められた建築物を積雪な品質、価格、工期で安全に施工するために、施工者側が行う工事の計画及び管理の行為。 |
- 工事監理は、設計者が建築主の委託(依頼)を受けて代行することが多い。
- 施工管理の業務には、関係官庁などへの諸手続きも含まれる。
建築の工程とは
- 土工地業には、土工事、山止め工事、地業及び基礎工事がある。
- 工事のための電力や上下水道設備の計画は、仮設計画に含まれる。
- 設備工事は、建築工事と別枠で契約される場合が多い。
建築物の工程の種類
- 仮設:工事用の電気工事
- 地業:土工事、山止め工事、地業・基礎工事
- 躯体:型枠工事、コンクリ工事、鉄筋工事、鉄骨工事、木工事
- 仕上げ:内外装、防水、タイル、左官、塗装、金属、建具、ガラス、屋根工事
デキビル
2020年に建築物の工程が出題されました。木工事は躯体に当てはまります。