基礎について
地盤に関すること
- 液状化現象は、埋立地や砂質地盤等で生じやすい。
- 異種の基礎構法の併用は、原則として禁止されている。
- 圧密沈下とは、粘土質地盤が圧力により沈下することをいう。
- 標準貫入試験は、地盤の強度や変形などの性質を得るために行う試験である。
- 地業は、基礎スラブより下に設けた割ぐり石、捨てコンクリート等の部分をいう。
- 捨てコンクリートは、地盤の上に底面を平にするために敷きならしたコンクリートである。
- べた基礎は地耐力が弱い地盤に用いられることが多い。
- フーチングとは、柱又は壁を支える鉄筋コンクリートの基礎の広がり部分をいう。
- 地盤の許容地耐力は、地盤の許容支持力と許容沈下量を考慮して決定する。
- 地盤において、短期許容応力度は、長期許容応力度より大きく設定されている。
- 地震の短期に生ずる力に対する許容応力度は、長期に生ずる力に対する許容応力度の2倍とする。
地耐力について
- 地耐力:第三紀層>洪積層>沖積層
- 第三紀層は、土丹層とも呼ばれている。
- 洪積層は、主に台地・丘陵に分布し、地耐力が良好な地層である。
- 沖積層は新しい地盤で、一般に軟弱である。
建築物図面
図面の種類
- 平面図は、部屋の配置を平面的に示した図で、家具や棚なども記入することがある。
- 日影図は、直接日射によって生じる建築物の影の形状を1日の時間ごとに描いた図である。
- 日影曲線とは、水平面に鉛直に立てた棒の先端が落とす影を結んで得られる曲線
- 立面図は、建築物の外観を示した図である。
- 透視図は、空間の構成や雰囲気がわかりやすいように、透視図法を用いて立体的に表現した図である。
- 配置図は、建築物と敷地の関係を示した図で、外構計画などを合わせて示すこともある。
- 断面図は、建築物の垂直断面を投影した図で、一般に2面以上作成する。
- 矩計図は、建築物の基礎を含む主要な外壁部分の各部寸法を示した断面詳細図である。
- 展開図は、各室の内部壁面を時計回りに描いた図である。
- 天井伏図は、天井面の仕上げ材、割付、照明の位置等が記入された図である。
- 詳細図は、出入口、窓、階段、便所、その他の主要部分の平面、断面等の収まりを示すものである。
デキビル
過去に日影図と日影曲線を混ぜた出題がされました。各図面の種類と特徴は重要ポイントです。
設計図書について
基本設計(基本設計図)
- 建築一般図
- 配置・平面図
- 立面・断面
- 構造計画概要図
- 設備計画概要図
- 工事費概算書
- 透視図・模型
- 全体工程図
実施設計(実施設計図)
- 建築意匠図
- 建築構造図
- 電気設備図
- 空調設備図
- 給排水衛生設備図
- 標準仕様書
- 特記仕様書
- 工事費積算書
試験問題出題例
建築士法で定義している設計図書に含まれないものはどれか。
- 正:仕様書
- 正:平面図
- 正:断面図
- 誤:施工図
- 正:設備図