水道法に関すること(簡易専用水道ほか)
簡易専用水道について
- 簡易専用水道とは、水道事業の用に供する水道から供給を受ける水のみを水源とするもので、水槽の有効容量の合計が10㎥を超えるものをいう。
- 簡易専用水道の設置者は、水槽の清掃を1年以内ごとに1回、定期に行う。
- 市又は特別区の専用水道及び簡易専用水道は、当該市長又は特別区長が指導監督を行う。
専用水道について
- 専用水道とは、寄宿舎等の自家用水道等で、100人を超えるものにその居住に必要な水を供給するもの、又は人の生活の用に供する1日最大給水量が20㎥を超えるものをいう。
水道事業について
- 上水道事業は、一般に計画給水人口が5001人以上である水道事業をいう。
- 水道事業とは、一般の需要に応じて水道によって水を供給する事業であって、計画上の給水人口が101人以上のものをいう。
水道・給水装置について
- 水道とは、導管及びその他の工作物により、水を人の飲用に適する水として供給する施設の総体をいう。
- 給水装置とは、「需要者に水を供給するために水道事業者の施設した配水管」から分岐して設けられた「給水管及びこれに直結する給水用具」をいう。

デキビル
簡易専用水道と専用水道の違いは重要ポイントです。赤字の数字部分は覚えましょう。混ぜた選択肢が出題されます。
ウォータハンマについて
ウォータハンマとは
- ウォータハンマとは、給水管路において、弁を急激に閉止するときに弁の上流側に生じる著しい圧力上昇が、圧力変動の波として管路に伝わる現象である。
- 瞬間的に開閉できる水洗、弁類を使用する場所で発生しやすい。
- 配管・機器の振動、騒音の発生、配管の破損の原因となる。
- 配管内の圧力が高い場所で発生しやすい。
ウォータハンマ防止策
- 配管は極力まっすぐに配管し、なるべく曲折させない。
- 揚水ポンプの吐出側に衝撃吸収式逆止弁を設ける。
- 厨房の給水配管では、防水層の貫通を避ける。
- ウォータハンマ防止器を取り付ける場合は、防止器の破壊を避けるため急閉止弁などの発生点に接近して設ける。

デキビル
ウォータハンマは下流側ではなく、上流側に生じます。下流側とあれば不適切選択肢です。衝撃吸収式逆止弁は吐出側に設けます。