給水設備の配管に関する語句
給水配管と接続方法
- ステンレス鋼管(メカニカル接合、フランジ接合、溶接接合):テフロン製ガスケット
- 合成樹脂ライニング鋼管(ねじ接合):管端防食継手
- 硬質ポリ塩化ビニル管(接着接合)
- 銅管(差込ろう接合):酸化保護被膜
- ポリブテン管(メカニカル接合、融着接合)
- 架橋ポリエチレン管(メカニカル接合、融着接合):さや管ヘッダ工法
接続方法について
- ステンレス鋼管の接合には、メカニカル接合がある。
- ステンレス鋼管の溶接接合には、タングステンイナートガス(TIG)溶接が一般的である。
- ステンレス鋼管の酸化保護被膜が破壊されないように、フランジ接続の場合のガスケットはテフロン製を使用する。
- メカニカル接合とは、ステンレス鋼管などで採用される接合方法で、ねじ込み、溶接、接着等によらない機械的な接合方法をいう。
- 機器との接続配管は、機器の交換の際に容易に機器が外せるフランジ接合などとする。
- TIG溶接は、不活性ガスの雰囲気中でタングステン電極と溶接母材の間にアークを発生させて溶接する方法である。
- さや管ヘッダ工法とは、集合住宅の住戸内などで、ヘッダから各器具にそれぞれ単独に配管する工法である。
- 管更正工法では、管内に合成樹脂ライニングを施す場合には、技術評価、審査証明を受けた工法を採用するのが良い。
- 合成樹脂管のクリープ劣化とは、合成樹脂に熱応力が長時間継続してかかる場合、材料変形が時間とともに進んでいく状態をいう。

デキビル
給水配管と接続方法は重要ポイントです。給水配管と接続方法の組み合わせは覚えましょう。
給水設備に関する語句と数値の組み合わせ
- デパートの1日当たりの設計給水量:15~30L/㎡
- ホテル客室部1日当たりの設計給水量:350~450L/床
- 事務所建築物1日当たりの設計給水量:60~100L/人
- 小学校における1日当たりの設計給水量:70~100L/人
- 総合病院1日当たりの設計給水量:1500~3500L/床
- 一般水洗の最低必要水圧は:30kPa
- 小便器洗浄弁の最低必要水圧:70kPa
- 大便器洗浄弁の最低必要水圧:70kPa
- 配水管から給水管に分岐する箇所での配水管の最小動水圧は150kPa以上を確保する。
- 超高層集合住宅・ホテルにおいてゾーニングする場合の圧力の上限値は、0.3MPaである。
- 事務所ビル・商業施設のゾーニングの上限給水圧力は、一般に0.5MPaである。

デキビル
太字と赤字は重要ポイントです。数字を変えて出題されます。