空気調和設備の熱源方式について
- 熱源方式は、使用するエネルギーの種類や建築物用途を考慮して選定する。
- 空調用熱源として、地球温暖化防止のため太陽熱や地中熱などの自然エネルギーが注目されている。
電動冷凍機+ボイラ方式について
- 電動冷凍機+ボイラ方式は、冷熱源として電動機駆動のレシプロ冷凍機やターボ冷凍機を、温熱源としてセクショナルボイラや炉筒煙管ボイラを用いる方式である。
- 電動冷凍機+ボイラ方式は、冷熱源として電動機駆動の冷凍機を、温熱源としてボイラを利用するものである。
- 電動冷凍機+ボイラ方式は、熱源種別でいえば、冷熱源は冷水、温熱源は温水又は蒸気である。
- 電動冷凍機とボイラを組み合わせる方式は、夏期に電力消費量がピークになる。
吸収式冷凍機+ボイラ方式について
- 蒸気ボイラーと吸収式冷凍機を組み合わせる方式は、病院・ホテルでの採用例が多い。
- 吸収冷凍機+蒸気ボイラ方式は空調以外の給湯・洗浄・消毒等の用途に高圧蒸気を必要とする病院・ホテル・工場での採用例が多い。
- 吸収冷凍機+蒸気ボイラ方式は年間を通じてガス又は油が使用され、冷凍機は冷水、温熱源は蒸気である。
蓄熱システムについて
- 熱源を定格で運転できる。
- 負荷の大きな変動に対応できる。
- 氷蓄熱では冷凍機の効率が低下する。
- 開放式の水槽の場合、より大きなポンプ能力が必要となる。
- 躯体蓄熱方式を採用すると、一般に熱源機器容量は小さくできる。
- 躯体蓄熱システムにより蓄熱槽や熱源機器の容量が低減されるが、氷蓄熱に比べ、熱損失が大きく、蓄熱投入熱量比が小さい。また、放熱時の熱量制御は困難である。(黄色の箇所が語句の組み合わせで出題されました。)
- 蓄熱システムにおける顕熱利用蓄熱材としては、主に水が用いられる。(潜熱は氷)
- 蓄熱システムは、電力負荷平準化、熱源装置容量削減に効果がある。
- 熱源装置容量の削減や夏期冷房期における電力のピークカットに寄与する。
- 蓄熱システムは、熱源設備により製造された冷熱・温熱を計画的に効率よく蓄熱し、必要な時に必要な量だけ取り出して利用するシステムである。
コージェネレーション方式について
- 電力需要を主として運転するコージェネレーション方式では、空気調和その他の熱需要に追従できない場合がある。
- コージェネレーション方式では、エンジンなどの廃熱を利用することで高い総合エネルギー効率を確保する。
- コージェネレーション方式では、高いエネルギー利用効率を得るために、燃焼排熱の有効活用が重要である。
- コージェネレーション方式は、発電すると同時に排熱を空気調和や給湯等に利用することができる。
デキビル
躯体蓄熱装置を利用すると、躯体蓄熱装置で熱源機器をフォローできるため、熱源機器自体の容量を小さくできます。蓄熱により、必要な時に取り出せるため効率がいいとされています。