ポンプについて
ポンプの種類
- ターボ型:遠心ポンプ(渦巻、ディフューザ)、斜流ポンプ、軸流ポンプ
- 容積型(往復):ピストンポンプ、プランジャポンプ、ダイヤフラムポンプ
- 容積型(回転):歯車ポンプ、ねじポンプ、ベーンポンプ
- 特殊型:渦流ポンプ、気泡ポンプ、水撃ポンプ
- 歯車ポンプは、油輸送などの粘度の高い液体の輸送用途に用いられることが多い。
ポンプの異常
- キャビテーションにより、騒音・振動が発生し、吐出量が低下する場合もある。
- キャビテーションを防止するには、常に「有効吸込みヘッド」が「必要吸込みヘッド」より大きいことが必要である。
- サージングとは、脈動を伴う不安定な状態をいう。
- サージングは右上がりになっている領域で運転すると発生しやすい。
- 水撃作用(ウォータハンマ)の防止には、緩閉式逆止弁を用いる方法がある。
ポンプの全揚程
- 損失水頭は、管内流速の2乗に比例する。
- 全揚程は、損失水頭と実揚程の和である。
- ポンプの実揚程は、全揚程から損失水頭を差し引いたものである。
- 全揚程=実揚程+損失水頭
デキビル
サージング、キャビテーションの違いは重要ポイントです。ポンプの分類と種類の組み合わせはよく出題されます。
弁類について
- バタフライ弁は、軸の回転によって弁体が開閉する構造である。
- リフト式逆止弁は、水平配管に取り付ける。(立て配管では機能しない。)
- 玉形弁は、弁体と弁座の隙間を変えて流量を調整するものである。
- ボール弁は、抵抗が少なく、流量調整ができる。
- 空気抜き弁は、配管中にたまった空気を自動的に排出する。
デキビル
玉形弁、ボール弁は流量調整が可能です。リフト式逆止弁は水平配管に取り付けます。弁類の問題でよく出題されます。