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空気環境の調整

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設備の維持管理について

  • 点検、整備、検査、修理を行う業務は保全業務に位置付けられている。
  • 予防保全は、商品の劣化を保全計画に組み入れて計画的に修理、交換する方法である。
  • 維持管理の目的として、故障、事故の発生の予知、危険、災害の未然防止がある。
  • 平均故障間隔とは、システム、機器、部品等で発生する故障間の動作時間の平均値をいう。
  • 社会的劣化とは、機器の持つ機能と時代とともに高度化していく要求機能と乖離が次第に大きくなることをいう。
  • 空気調和・換気設備に関連する健康障害には、微生物によるものがあり、ビル関連病(BRI)に代表される。
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音について

  • 速は、「波長×周波数」で求められる。
  • 音速は、空気の温度が1℃上昇するごとに約0.6m/s速くなる。
  • 音に対する人間の感覚量は、音の強さの対数で表される。
  • 音の強さの単位には、W/m2が用いられる。
  • 純音の瞬時音圧は、単一の正弦関数で表される。
  • 1オクターブ幅とは、周波数が2倍になる間隔である。
  • 空気密度、音速が一定であれば、音の強さは音圧の2乗に比例する。
  • 媒質が1回振動している間に進む距離を波長という。
  • 低周波数域の騒音に対する人の感度は低い。
  • 人間の可聴範囲は、音圧レベルでおよそ0~130dBの範囲である。
  • 騒音は、人の聴覚の周波数特性で補正したA特性音圧レベルで測定、評価される。
  • A特性音圧レベルとは、人間の聴覚の周波数特性を考慮した騒音の大きさを表す尺度である。
  • 時間によって変動する騒音は、等価騒音レベルによって評価される。

音に関する用語

  • 暗騒音:ある騒音環境下で対象とする特定の音以外の音の総称。
    • 対象音と暗騒音のレベル差が10dB以上あると、合成レベルに対する暗騒音の影響は0.4dB以下となる。→レベル差10dB以上の場合、暗騒音による影響の除去は不要。
  • 純音:ひとつの周波数からなる音波のこと。
  • 拡散音場:音のエネルギーが一様に分布し、音があらゆる方向に伝搬している状態のこと。
  • 広帯域騒音:広い周波数領域の成分を含む騒音のことである。
  • 遮音:壁などで音を遮断して、透過する音のエネルギーを小さくすること。
  • パワーレベル:音源の音響出力をデシベル尺度で表記したもの。
  • 吸音率入射音響エネルギーに対する透過及び吸収エネルギーの割合

固体伝搬音(ダクト・管路系の振動に起因する音)

  • ポンプに接続された管路系で発生する騒音は、固体伝搬音である。
  • 固体伝搬音問題には振動が関与する。
  • 固体伝搬音は、振動源の発生振動低減や防振対策が必要である。
  • 固体伝搬音を低減するためには、振動源の発生振動低減や防振対策が重要となる。
  • 設備機器による固体伝搬音の対策として、振動源の発生振動低減や防振対策が重要である。
  • 設備機器などの振動が建築躯体内を伝搬して居室の内装材から放射される音は、固体伝搬音である。
  • 寝室における騒音について、骨伝導で感知される固体伝搬音についても確認するため、立位、座位、仰臥位で評価する。

空気伝搬音

  • 空気調和機から発生した音が隔壁・隙間を透過してくる音
  • ダクト内を伝搬して給排気口から放射する音
  • 空気伝搬音を低減するためには、窓、壁、床等の遮音などが必要である。

音と振動、遮音、騒音について

音の減衰特性

  • 面音源であっても、音源から十分離れた場所では、点音源に対する減衰特性を示す。
  • 点音源の場合、音源までの距離が2倍になると、音圧レベルは約6dB減衰する。
  • 点音源の場合、音源までの距離が10倍になると、音圧レベルは約20dB減衰する。
  • 線音源からの音圧レベルは、音源からの距離が2倍になれば約3dB減衰する。
  • 線音源からの音圧レベルは、音源からの距離が10倍になれば約10dB減衰する。

防振溝

  • 防振溝は、回折減衰効果を利用した振動対策である。
  • 防振溝の溝が深いほど効果的に道路交通振動を防止することができる。
  • 防振溝は、道路交通振動など建築物外からの振動対策として設けられる。

振動の時間特性

  • 空気調和機による振動は、定常的で変動が小さい。
  • 風による建物の振動は、正弦波で長周期である。
  • 建物内で感じる道路交通による振動は、不規則で変動も大きい。
  • 道路交通による振動は、不規則に起こり、変動が大きい。

人と振動

  • 人体に対する振動を扱う場合は、振幅と同時に振動の方向を明確にしなければならない。
  • 立位、座位では聞こえなくても、寝た場合に、骨伝導で固体伝搬音が感知されることがある。
  • 低周波の全身振動は、高周波の全身振動よりも感じやすい。
  • 人間は、一般に低周波数域に対して感覚が鋭く、周波数の増加とともに感覚が鈍くなっている。
  • 周波数1Hz以下の乗り物などの揺れに対しては、一般に、鉛直方向よりも水平方向の方が敏感である。

騒音・振動について

  • 時間によって変動する騒音は、等価騒音レベルによって評価される。
  • 不規則かつ大幅に変動する振動のレベルは、時間率レベルで表示する。
  • 時間率レベルとは、あるレベル以上の振動に対する曝露時間が観測時間内に占める割合のことをいう。
  • 対象騒音が暗騒音より10dB以上大きい場合は、測定音を対象騒音と判断してよい。
  • 道路交通振動に対する振動規制は、昼間より夜間の方が厳しい。
  • 環境振動で対象とする周波数の範囲は、鉛直方向の場合1-80Hzである。
  • 対象の騒音・振動を測定するには、暗騒音・暗振動が小さい時間帯に実施することが望ましい。
  • 複数の断面仕様の異なる部材で構成される壁の透過損失は、構成部材の平均値を用いる。
  • 対象振動が正弦波の場合、振動加速度の実効値は、最大振幅の1/√2で求められる。
  • 鉛直方向に5Hzの振動は、環境振動で対象とする周波数範囲に含まれる。

遮音について

  • 隔壁を介する2室間の遮音性能は、受音室の吸音力が大きいほど高くなる。
  • 外部騒音が同じ場合、録音スタジオの方がコンサートホールより高い遮音性能が求められる
  • 内装材の振動は極力多くの点数で測定し、平均化するなどの処理が必要になる。
  • 室内の平均的な音の大きさを評価するためには、多くの点で測定し、測定値を平均化することが望ましい。
  • 複層壁の場合、共鳴によって音が透過することがある。
  • コインシデンス効果により、壁面の透過損失は減少する。
  • 扉の日常的な開閉により、ゴムパッキンが劣化することで遮音性能が低下することがある。
  • 風・地震等により建築物の層間変位が起こり、壁や床に隙間が生じ、遮音性能が低下することがある。
  • 床スラブ厚が薄い機械室に隣接する居室の振動対策としては、設備機器などの防振支持が重要である。